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会長ごあいさつ
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この度の第21回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会を、私ども鹿児島大学医学部耳鼻咽喉科学教室が担当させていただくことになり、大変光栄なことと感謝申し上げます。さてその会期ですが、当初、2月20日から22日を予定していたのですが、他の学会等との関係で一週間繰り上げ、2月13日から15日までの3日間と変更させていただきました。会員の皆様から再三確認のお問い合わせもあり、大変ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。今回の学会では「アレルギー・免疫・炎症‐上気道疾患におけるダイナミクス」をテーマとし、抗原が認識され、アレルギーあるいは免疫学的なプロセスののちに形成される炎症病態を動的な流れのなかで観察し、相互の関連性を探ってみたいと考えております。そこで、まず初日の教育研修会では、抗原認識細胞として昨今注目されている樹状細胞、そして生体反応を方向付ける重要な因子でもあるToll-like receptorについて、世界的権威者である稲葉カヨ教授と審良静男教授にご講演いただきます。そして、こうした抗原認識に続く生体応答のなかでもっとも重篤かつ致死的なエンドトキシンショックに関する最新の知見を、特別講演として丸山征郎教授にご紹介いただきます。粘膜免疫は免疫の新世界として昨今その成果に期待がよせられており、その先駆者の一人であるJerry R. McGhee教授による特別講演、さらにこれをうけてシンポジウムを企画しました。高橋一郎教授のご講演とコメントを頂きながら、上気道への応用について討論していただく予定です。 また、今回は本学会の原点に戻って、1会場での開催とし、ミニシンポジウム、ポスターセッションを公募としました。さらに、最後まで会員の皆様に学会に参加していただけるよう、学会終了に合わせて鹿児島空港までのシャトルバスを用意する予定です。テレビドラマでも最近話題になっている鹿児島へ、皆様の多数のご来駕をお待ちいたしております。 |
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平成14年10月吉日 |
| Journal of Japan society of Immunology & Allergology in Otolaryngology |