日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会事務局

理事長ごあいさつ :日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会

〒602-8048 京都市上京区下立売通小川東入る 中西印刷株式会社 学会部内 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会事務局 TEL:075-415-3661 FAX:075-415-3662
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ごあいさつ

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 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会は、1983年に日本医科大学の故奥田稔先生を中心に研究会が発足し、1991年に学会昇格となりました。また本学会は、2021年に日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会と一緒になることになりました。耳鼻咽喉科におけます感染、免疫、アレルギーに関しての横断的な学会になります。現状はそれまでの日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会としての運営になりますが、会員、役員の皆様方に置かれましては、この分野における学術の発展にますます寄与して頂ければと考えております。前述のように日本耳鼻咽喉科関連学会の中で、臓器や疾患によって構成されている他の学会とは異なり、アレルギー、免疫、感染、炎症、腫瘍など様々な耳鼻咽喉科疾患を区別せずに網羅している特徴があります。さらに基礎研究では、先端的な免疫学の手法を用いた研究が多く、耳鼻咽喉科医のみならず、企業なども注目しています。また基礎研究を生かしたトランスレーショナルリサーチや医師主導型の臨床研究も本学会から沢山生まれています。舌下免疫療法などがその代表例です。

 この学会は私の恩師である奥田稔先生が研究会より発足させた学会であり、私にとっても第2回から出席発表している学会であり、思い入れが深い学会であります。この学会の特徴は一般演題重視にあり、過去は1会場ですべての一般演題が学会参加の先生皆で聴講し、議論を展開するというものでありました。現在は演題数も多く、1会場では出来ませんが、教授の先生方も助教から准教授の先生まで多くの先生方からのお褒めの言葉、ご批判の言葉を受けてさらなる研究の発展を促せるような活発な議論が展開されていることは今でも変わりありません。このような基本的あり方から2014年に学会企画として奨励賞が作られ、厳しい理事全員を前にしての発表がされています。理事の先生方の多くの研究宇、臨床経験から厳しい質問、議論が投げかけられていますが、しっかりとした研究計画、結果のから良い討論が出来、毎年10名から12名の新進気鋭の先生方が応募されています。そして毎年すべての演者が素晴らしい発表をされています。理事全員の審査結果も本当に僅差で受賞が決まっています。皆さん、これまで以上にどんどん応募していただきたいと思います。

 さて日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会との合併を控える最後の任期になりますので、私はこの学会最後の理事長になります。奥田稔先生が最初の理事長であったことを感がえると万感の思いがあります。学術を基礎として、領域を広げて上手く合併できるように、理事を代表して日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会の最後の発展に最善の努力を致すことを誓います。


2019年2月吉日
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
理事長 大久保公裕

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