第34回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会を三重大学にて担当させて頂くことになりました。会期は平成28年2月4日(木)、5日(金)、6日(土)で、学会会場は三重県の伊勢志摩国立公園内にある鳥羽国際ホテルです。
　特別講演として、金曜日に落谷孝広先生（国立がん研究センター研究所）にエクソソーム（exosome）を中心としたお話を賜ります。落谷先生はエクソソームを解析することにより1回の採血でがんを早期診断できる技術の確立を目指しておられ注目されている研究者です。また、教育講演として木曜日に西川博嘉先生（大阪大学 免疫学フロンティア研究センター）にがん免疫についてのお話を、また、木戸博先生（徳島大学疾患酵素学研究センター）に「クラススイッチから見たアレルギーの免疫応答モニタリングと測定デバイス」を、金曜日には茂呂和世先生（理化学研究所）にnatural helper cellsを中心としたお話を拝聴します。モーニングセミナーやランチョンセミナー、イブニングセミナーも企画しております。
　本学会の伝統の一つに一般演題を尊重することがあります。耳鼻咽喉科の免疫アレルギーに関連する臨床、研究の演題が多く集まることを期待しています。一昨年から始まりました日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会賞もひきつづき行います。各大学の威信もかかるこの催しには、受賞対象である40歳以下の正会員からのご応募をお待ちしています。
　来年５月には主要国首脳会議（サミット）が賢島で予定されています。伊勢志摩地区には日本の美しい自然、豊かな文化、伝統を感じていただける箇所が数多くありあます。会場のホテルからは真珠の輝きを持った鳥羽の海を眺めることができます。周辺には伊勢神宮、神島や賢島などの観光地もありますので、学会期間の前後にご堪能下さい。
　教室員ならびに同門一同で鋭意準備をしております。皆様のご参加を心よりお待ちしておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。